7.17 デナリ国立公園



今日は、今回の旅のメイン・イベント、カンティシュナ・エクスペリエンス・バスツアー Kantishna Experience Bus Tour に参加します。
でも、天気が悪い。部屋の外に出てみると空は厚い雲に覆われ、小雨が降っている。
私の泊っているロッジの隣にあるホテルに6:40 にピックアップのバスが来て、私を含め5名が乗車。この後、3軒のホテルに寄って、乗客を乗せ、公園内のワイルドライフ・アクセス・センターに到着。ツアー用のバスに乗り換えると座席はほぼ満席。
8:00にようやくワイルドライフ・アクセス・センターを出発。


ワイルドライフ・アクセス・センター


サベージ・リバー

バスは昨日来たサベージ・リバーのチェックステーションを通過し、未舗装のカーブが続く険しい道をどんどん登って行く。
ガイド兼任のドライバーが、「何か動物を見つけたら、大きな声でストップと言って、何時の方向に何がいるかいってくれ!」と乗客に頼んでいる。みんな目を凝らして動物を探している。


真ん中あたりにかすかに白く見えるのがドール・シープ


真ん中の茶色のがグリズリー・ベア

乗客はなかなか見つけられないが、ドライバーは、いつも動物がいるような所でバスを止め、遠くにいる動物を教えてくれる。ドール・シープ、グリズリー・ベアやカリブーがいたが、遠すぎてよく見えない。



窓の外にはツンドラ地帯が広がり、その向うに雪を抱いた美しい山並みが、、、、雲に覆われてよく見えない。


セーブル・パス









3時間余りかけて、アイルソン・ビジター・センターに到着。ここから、デナリ山(マッキンリー山)がきれいに見えるはずなんですが、今日は駄目です。しかたがないので、ビジターセンターにあったデナリ山の写真を撮っておきました。


これが、デナリ山だ!


カンティシュナ・エクスペリエンス・ツアーのバス


看板の様なパノラマが見えるはずが、実際は、、、。


20分ほどの休憩時間を取った後、バスはビジター・センターを離れ、再び、険しい山道を走り出す。ワンダー・レイクの側を通り抜けるとほどなく、レンジャー・ステーションの前で止まり、女性のパーク・レンジャーがバスに乗り込んできた。
バスは、レンジャーを乗せて、パーク・ロードの終点、カンティシュナKantishna に向かう。途中、レンジャーがバスの中で何やらいろいろと説明してくれているが、私にはほとんど理解出来ませんでした。
カンティシュナは20世紀の初めに作られた小さな金鉱の街だそうで、途中、レンジャーが昔の金鉱掘りの家にも案内してくれ、昔のコスチュームに着替えて、当時の様子を語ってくれた。


芸達者なパーク・レンジャー



「Stop !」「Bear !」「Left side !」

誰かが大きな声で叫んだ。グリズリー・ベアだ!

カンティシュナからの帰り道、バスから20〜30mほどのところに大きなグリズリー・ベアが何かを食べていたいました!バスは路肩に寄って停車してくれて、ゆっくりと写真撮影の時間を取ってくれた。もちろん、全員バスから降りることは許されないので、窓からの観察になる。

グリズリー・ベア




キツネ

帰路は、動物をけっこう見ることができました。バスの前をピョコピョコと走り抜けるキツネ、大きな角が重そうなカリブー、親子3匹のグリズリー・ファミリー、みんな短い夏を楽しみ、長い冬のために、バスを気にすることも無くもくもくと食べている。


カリブーの角を掲げて記念撮影


カリブー

グリズリー・ファミリー

小熊が立ちあがってキョロキョロ

パラパラと降っていた雨が次第に激しくなり、窓も曇ってきて外が良く見えない。みんな動物を探すのを諦め、居眠りしだしました。バスはワイルドネス・アクセスセンターや幾つかのホテルで乗客を降ろし、8時頃に私のホテルに到着。天気が悪くデナリ山を見ることが出来なかったのが残念ですが、グリズリーを間近で見ることができたのが救いでした。


本日の走行距離  0 mile (0 km)
延べ走行距離    906mile (1449km)



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