7時半にモーテルを出発。ジョージ・パークス・ハイウェイを北上し、デナリ国立公園を目指す。今日も空は厚い雲に覆われている。
12時過ぎに公園入り口に到着。まずはビジターセンター横のレストランでランチ。大きなレストランなんですが観光客でごった返していました。
ランチの後はビジターセンターに立ち寄る。
映画館みたいな本格的なシアターで、デナリの四季についての映像や公園のジオラマを見てから出発。

ここでデナリ国立公園について少し書いておきます。
北米最高峰のマッキンリー山 Mt. Mckinley （デナリ、標高6194ｍ）を含むアメリカの国立公園で、面積は四国よりも広く、標高は平均1000ｍあり、多くの野生動物が生息する広大な自然保護地域です。
デナリ Denali とは先住民アサバスカンの言葉で「偉大なもの」という意味でマッキンリー山を意味する。

公園の中を通る道路は、公園の入り口から中央部のカンティシュナまでの一本だけで、全長89マイルの内、ほとんどが未舗装の道になっている。一般車両は入り口から14.8マイルのサベージ・リバー Savage River までしか入ることができない。それより奥へ行くには、シャトルバスか、ツアーに参加するしかない。

ということで、今日はサベージ・リバーまでレンタカーで行ってみることにする。しばらく針葉樹の森が続く。これがタイガと呼ばれる森でこの森を抜けると、急に木が低くなりツンドラ地帯になる。
30〜40分ほどでサベージ・リバーに到着。橋を渡った所にチェックステイションがあり一般車はこの先には進めない。橋の両岸に10台ほどが止められる駐車場があり、何とか空きスペースを見つけ駐車する。

駐車場からサベージ・リバー・トレイルが続いている。川に沿ったトレイルなので起伏も少なく歩きやすい。短い夏を謳歌するようにたくさんの高山植物が咲いている。

20分ほど歩くと橋が見てきた。橋を渡って対岸の道を駐車場に向けて戻って行く。
何かが、ブッシュの中でガサゴソ動いている。歩みを止めて、しばらく立ち止っていると巣穴から出てきたホッキョク・ジリスが緑の葉っぱを盛んに食べだした。忙しなく動く姿が愛らしい。

サベージ・リバーのトレイルを一時間ほどかけてゆっくりと楽しめた。天気が良ければ、もっと楽しめたのに。

パーク・ロードをビジターセンターの近くまで戻ってくると数台の車が止まっていた。大勢の人達がカメラのレンズを向けている先に、ムースの親子がいた。道端で悠然と草を食べていた。夕食かな？

公園のゲートからジョージ・パークス・ハイウェイに出て、午前中に走ってきた道を少し戻り、今夜のロッジに到着。
ログキャビンの部屋にチェック・インした後、ロッジに併設されているレストランでディナー。エビのフライとオニオンリングのセットをたのんだがすごく脂っこい。また、太りそう！

本日の走行距離　　260mile (416km）
延べ走行距離　　　 906mile (1449km)