7.04 アルゴンキン州立公園



今日は、カヤックに挑戦です。
実は、今日の為に5月に和歌山県湯浅でシーカヤックの一日体験ツアーに参加してカヤックの練習をしての挑戦です。
ロッジを予約した時にロッジを通じてカヌーのワンデイツアーを同時に予約しておきました。
8時頃にロッジからボートで駐車場まで送ってもらい、車で60号線を東へしばらく走り、オペオンゴ湖 Opeongo Lake への進入路に入る。湖のほとりにあるカヌーのレンタルショップで受け付けをする。ランチのサンドイッチとドリンクを貰って、カヤックを選ぶ。
ここでカヌーとカヤックの違いを少し。オープンデッキの日本で言うカナディアン・カヌーのことをカヌーと言い、安定性は良いのだが操作がシングルパドルを使うため、一人では少し操作が難しいそうです。一方、クローズドデッキでバナナの真ん中に穴が開いたようなのがカヤックと言い、パドルの両側に水かきがついたダブルパドルを使います。私は一人なのでカヤックを借りました。


カヌー積み込み中


時間がくるとスタッフがカヌーやカヤックを上手くバランスを取りながらモーターボートの上に積んでくれる。ツアーの参加者は私ともう一人ドイツ人の男性の二人だけ。私が借りたカヤックも積み込んでくれて、さあ、出発。モータボートは水しぶきを上げながら、湖の奥へとどんどん進んで行く。20分ほどで Hailstorm Creek に到着。



ツアーといってもガイドが付く訳でもなく、クリークの岸辺の少し砂地のあるところでボートを止め、積んできたカヤックを下ろすと、ピックアップの時間だけを告げて、モーターボートは行ってしまった。残されたドイツ人の男性と私はこの後はそれぞれ単独で行動する。



2回目のカヤック挑戦、しっかりとライフジャケットを身に着け、防水仕様のコンパクトカメラを首から下げて、しっかりとパドルを握る。5分ほど近くでパドル操作の復習をしてから出発。睡蓮の葉が途切れた水路をゆっくりとカヤックを進める。

        

しばらく行くと数えきれないほどの睡蓮の花が咲いているところに出てきた。水路は睡蓮の花の中をジグザグに続いている。巧みな?パドルさばきで花の中に突っ込まないように注意しながら進む。パドルが水をかく音に混じり、時々、遠くの方で水音が聞こえる。んっ?ビーバー?水鳥?魚?水音がした方に目をやるが分からない。

        

パドルを水から上げ、しばらく動かないでいる。気持ち良い風が頬に感じられ、その風がカヤックを静かに漂わす。遠くに鳥のさえずり、晴れ渡った青い空に白い雲が一つ、カヤックの回りには無数の白い睡蓮。
自然は色んな表情を見せてくれるが、ここのやさしい自然はこころを癒してくれる、、、、、、、なんて、少し詩人になったような気分です。


ビーバーの家?







ピックアップの時間が迫ってきたので待ち合わせ場所に戻る。ビーバーやヘラジカには出会えなかったが、ゆっくりと自然を体感できました。
2時半にボートがやってきた。大きなリュックとカヌーを積んでかなりワイルドな感じの男性が二人乗っていた。カヌーで湖をめぐりながら何泊もキャンプや釣りをしていたみたい、そんな休暇ってカナダ的ですよね!









3時半ぐらいに、出発地点のレンタルショップに帰着。カヤックとパドル、ライフジャケットを返し、オペオンゴ湖を後にする。
60号線に戻り、少し西に行った所にあるビーバーポンドBeaver Pond に寄ってみる。池の真ん中あたりに、ビーバーが造った小山みたいな巣を見ることができる。ビーバーがいないかと注意しながら、池の周りのトレイルを歩く。時々、水音がするので、その辺りを注視するが、水鳥が数羽遊んでいるだけだった。


ビーバーポンド

ビーバーの巣

ビーバーが造ったダム


ビーバーポンド

ビーバーポンドのすぐ近くにあるビジターセンターに立ち寄ったが、入るともうすぐに閉館だと知らされる。まだまだ日が高いので錯覚するが、もう5時を少し回っていました。そろそろ、ロッジに戻ります。




本日の走行距離  131q
延べ走行距離   1295 q