6.27 セドナ 〜 フェニックス


6時過ぎに起床。モーテルのサービスの朝食をとったあと、部屋に帰ってテレビをつけると、ちょうど女子サッカーW杯の日本対ニュージーランド戦を放送していた。こんなところで見れるとは思ってなかったので、サッカー好きの私は、テレビの前を離れられずに、出発が少し遅れてしまいました。

今日の目的地は、フェニックス Phoenix で、I-17 を走れば2時間ほどで着けるのですが、寄り道・回り道をして、景色の良いところを走ります。まずは、セドナから AZ-89A を西に向かう。30分余りで道は上り坂になり大きなカーブを曲がるとジェローム Jerome に到着。ジェロームはかつて鉱山として栄えていた街で、今はその当時の街並みを保存し、昔の建物を利用したギャラリーやレストランがある。少しだけ街をぶらついてから先に向かう。

         
ジェロームの街並み

AZ-89A から AZ-69S 〜 AZ-169N 〜 I-17N 〜 AZ-260 〜 AZ-87S 〜 AZ-188S と出発前に調べてプリントした地図とナビを使って迷わずに順調に進む。I-17以外はどの道も交通量は少なく、時々小さな街を通過して行く。
ペイソン Payson という街のマクドで昼食を取った後、しばらく走りAZ-188S に入ると道の両側にサボテンが見え始めた。西部劇に出てくる人の形をしたサボテンや平べったい葉っぱのサボテンをみることが出来る。

         

AZ-188S を進むと大きな湖が見えてくる。ルーズベルト湖と呼ばれるダム湖で、湖畔の道を進み、きれいなアーチ状の橋を渡るとルーズベルトダムが見えてくる。湖側と川下側に一か所づつ展望台があるだけでダムの上には入っていけない。暑いからか観光客もほとんどいなくてひっそりとしていました。

ルーズベルト湖とルーズベルトダム


ルーズベルトダムよりアパッチトレイル Apache Trail に入る。道は狭くて、未舗装で、キャタピラを着けたブルドーザーでも通った後の様にデコボコ、ガタガタで、工事中なのかなと思ったが、ずっと先まで未舗装のままでした。





でも、景色は十分に堪能出来る。険しい渓谷の斜面にもサボテンがたくさん両手を上に突きあげて元気に生えている。
時々、すれ違う車と道をゆずりあいながら、デコボコ道をゆっくりと進む。ガソリンもちょっと心配になってきたころ、1時間20分ほど掛かってやっとダートの道を脱出。その後もしばらく急なカーブが連続するが、舗装された走りやすい道なので余裕を持って、ゆったり走れる。





ナビの指示に従って迷わずにフェニックスのモーテルに到着。チェックインを済ませて、すぐにチェイス・フィールド Chase Field に歩いて向かう。チェイス・フィールドはMLBナショナルリーグ西地区のアリゾナ・ダイヤモンド・バックスの本拠地球場です。この球場、ほとんど雨の降らないアリゾナなのに、屋根は開閉式のドーム球場です。これは、雨対策というよりは、40度を超える夏の暑さ対策のためだそうです。納得。
今日の試合はクリーブランド・インディアンスとの一戦。拙い英語でチケットを上手く買えるか心配だったが、案外簡単に買えました。席はレフトの外野席の前から3列目、ホームランが飛んできそうな所です。


チェイス・フィールド


席に着く前にまずはビールを買わなくては、、、、。売店でビールのメニューの中から適当に選んで注文すると、店員さんから、「オレンジを入れるか?」、と聞かれ、ビールにオレンジ?、とよく理解できないまま、思わず「YES!」と答えると、オレンジの切ったのをカップの淵にこすりつけた後、ビールの中に放り込んだ。ええっ?と思ったが、これ結構いけます。Moon Beer だったと思います。
野球観戦に必要なものは、ビールともう一つはホットドックです。ホットドックの売店で中身がソーセージではなく、焼き肉みたいなものを詰めたものを買ってみた。うん!これも結構いけます。





席に着くと、隣のおじさん(年上に見えるけど、実際は私より年下かも?)は熱狂的なダイヤモンド・バックスのファンみたいで、大きな声援&ヤジを送っている。その隣の若い男性も、前の親子も、左後ろのおばちゃんも、みんな、めちゃくちゃ、エンジョイしてる。早口でみんなまくしたてるので、何を言っているか、ほとんど分からないが、この雰囲気が楽しいです。試合は、5−4でダイヤモンド・バックスは負けてしまいましたが、最後まで面白いナイスゲームでした。
ちなみにチーム名のダイヤモンド・バックスは、ダイヤガラガラ蛇に由来するそうです。






本日の走行距離   264マイル (約 422km)
延べ走行距離   1046マイル (約 1674km)