My photogenic trip
in
北海道 道東の旅  

       旅行日    2023.6.28~7.3




コース

1日目  奈良市自宅→大阪空港→新千歳空港→女満別空港→オーヴェールの丘・メルヘンの丘→オホーツク流氷館→網走 泊


2日目  網走→能取岬→小清水原生花園→オシンコシンの滝→ウトロ→知床クルーズ→ウトロ 泊 

3日目
   ウトロ→知床自然センター→知床五湖→ウトロ→知床峠→羅臼 泊

4日目  羅臼→開陽台→多和平→神の子池→摩周湖→阿寒川 泊


5日目  阿寒川→オンネトー湖→阿寒湖アイヌコタン→ボッケ自然探勝路→硫黄山→釧路川源流カヌーツアー→屈斜路湖 泊

6日目  屈斜路湖→津別峠→美幌峠→女満別空港→羽田空港→大阪空港→奈良市自宅







【1日目】
今年の旅も北海道です。2年前に登別・函館・小樽・札幌と北海道の南の方面を回り、昨年は富良野・美瑛・旭川・層雲峡・帯広などの真ん中辺りをぐるっと一周、回ってきましたので、今回は道東の旅です。

自宅から車で伊丹空港まで行き、車を預けて、ANAで新千歳経由で女満別空港に向かいます。

ANA773 伊丹空港10:00発→新千歳空港11:50着

ANA4865 新千歳空港13:20発→女満別空港14:05着


新千歳に着陸してから、ゲートに接続までに少し時間がかかったため、あまりゆっくり昼ごはんを食べることができそうになかったので、ショップでお弁当を買ってランチにしました。


ランチはお弁当です


豚丼&かにめし

女満別へはプロペラ機です
女満別空港のニッサンレンタカーで車を借りて2時40分頃にスタートです。今回はニッサン・ノートです。
35分ほどで最初の目的地、朝日ヶ丘展望台に到着。

朝日ヶ丘展望台


麦畑の向こうに網走湖が見えます

すぐ近くにオーヴェールの丘があります。

オーヴェールの丘



鳥が一羽
メルヘンの丘の近くの道の駅でちょっと休憩。ソフトクリームを頂きました。
メルヘンの丘は、国道沿いの駐車スペースから見ることができます。




メルヘンの丘


途中、大雨の中を走ってオホーツク流氷館に到着です。
青い照明の階段を降りて下の階に行くと、流氷の映像シアターやミニ水族館、流氷の海の気温を体感できるコーナーがあります。

オホーツク流氷館


青い照明の階段を通って下の階へ

ミニ水族館のクリオネ

流氷体験テラス

濡れタオルを振り回すと凍ります

展望テラスより

6時前に網走市街地にあるドーミーイン網走に到着。少し休憩して夕食に出かけました。
ネットで調べて目星を付けていた店に行ったが満席で入れず、少しうろつきましたが網走の街はあまり人通りもなく、飲食店も少ない見たいです。10分ほどウロウロして菜な家という居酒屋に入りました。
写真を撮り忘れてましたが、まずまず美味しい店でした。








【2日目】

ドーミーイン網走の朝食です。バイキングなので、食べ過ぎてしまいます。

真ん中にあるカニ飯が美味しかったです

海鮮丼を追加です

デザートもしっかり食べます


今日は、網走から観光スポットに寄りながらウトロまで行き、午後からは知床観光船オーロラ号でクルージングです。
8:30にホテルを出発、網走の街から北にある熊取岬に寄ってみました。
晴れていたらきれいなオホーツク海や遠くに知床連山が見えるはずですが、曇っていてよく見えません。

岬には灯台が一つあるだけです

オホーツク海です



能取岬から網走市街地に戻り、海沿いの道を東、ウトロの方へ向かいます。
網走と斜里町の中間ぐらいにある濤沸湖(とうふつこ)とオホーツク海に挟まれた砂丘地帯に小清水原生花園があります。
エゾキスゲ、ハマナス、アヤメ、エゾスカシユリなどいろんな花をみることができました。

濤沸湖(とうふつこ)

黄色の花がたくさん咲いています

夏季限定の原生花園駅

JR釧路本線

エゾキスゲ

海岸の方まで遊歩道が続いています

エゾカワラナデシコ

ハマナス

ヒルガオ

湖側にはボードウォークがあります

馬が放し飼いになってます


斜里町の先にある天に続く道のスタート地点に寄ります。真っすぐな道がアップダウンを繰り返し先が曇り空と同化しています。天気が良ければいいのですが、、、。



ウトロの街の少し手前にオシンコシンの滝があります。国道沿いの駐車場からすぐ近くにけっこうな水量の滝を見ることができます。




オシンコシンの滝

ウトロの街で昼食です。海鮮料理の店でウニ・イクラ・カニの三色丼を頂きました。美味しかったです。



三色丼です



ウトロ港

ゴジラ岩


オロンコ岩
ウトロ港14:45出航の知床観光船おーろら号のクルーズに参加です。カムイワッカの滝で折り返す1時間30分のクルーズです。
残念ながら小雨模様で景色がさえません。

知床観光船おーろら号です。

波はおやだかです

海鳥の群れです

ヒグマが岸の草むらにいると放送がありましたが、
どこにいるか分かりません



カムイワッカの滝です¥

波で浸食された荒々しい断崖が続きます

4時半ごろに今夜のお宿、KIKI知床ナチュラルリゾートに到着。ゆっくりお風呂に入って夕食です。


このホテルのディナーバイキングは品数も味も満足のいく内容でした。閉店間際まであれこれ食べて、満腹です。




【3日目】

KIkI知床ナチュラルリゾートの朝食
ご飯の上に味付きの鮭の切り身を乗せて出汁をかけた漁師めしが美味しかったです。


今日は知床五湖とフレペの滝へのショートハイキングをした後、羅臼へ向かう予定を立てていましたが、朝、ホテルから電話して知床五湖の11:00からのガイドツアーの予約がとれたので、そちらに参加することにしました。
少し時間があるので、知床五湖の手前にある知床自然センターに寄ってみます。

知床自然センター

センター内のシアターで「知床の冒険」という映像を鑑賞。なかなか迫力のある映像でした。
午後からこのセンターから行けるフレペの滝へのショートハイキングを予定してましたが、センター内の案内で熊出没でハイキングコースが閉鎖になっていると知らされました。


センターの駐車場の傍らに白い花がいっぱい咲いていました
知床自然センターから10分ほど半島の先の方角へ進むと、知床五湖があります。
知床五湖の散策は、往復1.6kmの高架木道、地上遊歩道の小ループ(全周1.6km)、地上遊歩道の大ループ(全周3km)の3つの方法があります。
高架木道は無料で自由に行き来できますが、地上遊歩道はヒグマ活動期の今は、ガイドツアーのみになります。
私たちは、地上遊歩道の小ループのツアーに参加します。フィールドハウスで15分ほどレクチャーを受けた後、ガイドさんと共に出発です。

知床五湖フィールドハウス

左側の小ループのの地上遊歩道を歩きます

地上遊歩道の入口です

左側の小ループを行きます

ガイドさんです。
時々大きな声を叫んで、私たちの存在を熊に知らせています。

熊の爪痕です



熊のフンです

二湖に到着しました

霧でほとんど見えません

手すりの金具に熊がかみついた跡です

ここにも熊のフンがあります

ツタが他の木に巻きついています

一湖に到着

蓮の花がたくさん咲いています。

でも、外から持ち込まれたもので、
知床の生態系を守るために駆除されるそうです



動物の侵入を防ぐための強固な回転扉を通り抜けて
高架木道に登ります

高架木道には電気柵が張り巡らされていますので、
熊は登ってこれません



12時頃に、フィールドハウスに戻ってきました。霧や曇り空で景色はあまりさえませんでしたが、少し知床の自然を体験できました。
このあたりにはお店がないので、ウトロまで戻り、道の駅のレストランで昼食にしました。

道の駅うとろのホッケ定食です


大きなホッケです。美味しかったです。
朝に立ち寄った知床自然センターにもう一度寄ります。フレペの滝に行きたかったのですが、熊出没でトレイルが閉鎖になっているためセンターのすぐ近くにある鹿柵コースを歩きます。ここは、昔開拓された土地を原生の森に戻すための活動をされているところで、柵がされている中をあるくので熊に出会うことはありません。

知床自然センター

森づくりの道シカ柵コースを歩きます

天気が良ければ知床連山が見えるそうです

すぐ近くを獲物をくわえてひょうひょうと歩くキツネに
出会いました。突然だったので写真はピンボケです。


知床横断道路を通って半島の西側から羅臼のある東側に移動します。途中の知床峠で止まりましたが、ここも雲で景色が見えません。

知床峠展望台

雲が峠の下から湧き上がってきます

峠から羅臼の方へ下ってきたところに知床羅臼ビジターセンターがあります。ちょっと寄ってみます。

クジラの骨格標本

たぬきの剥製です

ビジターセンターのすぐ先に今夜のお宿、陶灯りの宿らうす第一ホテルがあります。
ホテルの中には、あちこちにフクロウの陶器が飾られています。




            

お風呂は、かなり効能がありそうな温泉で、露天風呂もちょっとワイルドな感じでした。
スタッフが少ないみたいで、夕食は、すでにテーブルにド〜ンとほとんどが用意されていましたが、毛ガニが付いていて美味しかったです。





【4日目】

らうす第一ホテルの朝食です。


今日は、予定では、羅臼港から知床ネイチャークルーズに参加して、クジラやシャチに出会えるのを楽しみにしていたのですが、昨日の昼頃にクルーズの会社から、荒天が予想されるため欠航になると電話連絡がありました。最近、シャチの目撃情報が多いみたいなので出会いを期待していたのですが残念です。
代わりに羅臼港の少し先にあるクジラの見える丘公園に寄ってみました。狭くてかなりの急坂を登って行くと小さな灯台と小さな展望テラスがあり、見晴らしはいいですがクジラは見えませんでした。





羅臼港が見えましたが、クジラは見えませんでした
羅臼を離れ、観光スポットに寄りながら阿寒湖方面に向かいます。
しばらく海沿いの道を南下します。この海は根室海峡で沖の方に国後島が薄っすらと見えます。

晴れ間が出てきました

うっすらと国後島が見えます

標津町の手前辺りから内陸に入り農場や牧場の中の真っすぐな道を開陽台という展望台に向かいます。

天空への道


たぶん武佐山
開陽台展望台に到着です。看板に「地球が丸く見える」とありますが、展望台に上がって見ると本当に地平線が少し丸みを帯びて見えます。

地平線が丸く見えます





周囲には乳牛の放牧地が広がります

別海町鉄道記念館に寄ってみます。蒸気機関車や除雪車、昔の鉄道で使われた道具などが展示されています。







多和平にやって来ました。ちょっと遅めの昼食です。




スープカレーです

展望台に登ります




周囲は放牧地で牛や羊が放牧されています

時間がありそうなので、神の子池から摩周湖を周ります。途中から雲行きが怪しくなり、神の子池に着くころには雨が降り出しました。
小さな池ですが、水がきれいで透き通っていて、沈んでいる倒木がくっきりと見えます。太陽の光が差し込んでいれば、もっときれいなんでしょうが、ちょっと残念です。

きれいに透き通った水です

大きな葉っぱの植物が生えていました

神の子池から摩周湖に向かいます。摩周湖は透明度の高いことで有名で、良く晴れた日の湖面の色は摩周ブルーと呼ばれていますが、今日は、霧の摩周湖で、湖面すらよく見えません。

湖は霧の中です

5時半ぐらいに今夜のお宿、「カムイの湯 ラビスタ阿寒川」に到着。
夕食は2部制になっていて、20時からになるので、ゆっくりお風呂につかれます。
川の流れが見えるレストランということで楽しみにしていたのですが、案内された席は一段上の衝立で仕切られたテーブルだった為、立ち上がらないと川の流れが見えません。料理はいずれもおいしかったですがちょっと残念でした。

前菜

冷製スープ

造里



ローストビーフ

コタン鍋

すじ海老唐揚げ

北寄貝カレー

チーズカレー



メロンプリンとグリンピース大福


廊下に飾られていたコタンクルカムイ(宿を守る神)の像




【5日目】

ラビスタ阿寒川の部屋からの眺めです。朝の光を受けて森の緑と川の流れがきれいに見えます。

川を見れるようにいすがあります



朝食です。夕食の時と同じレストランです。
今朝も立ち上がらないと川の流れが見えない奥の方のテーブルです。
どうやら川に面した席はツアー客のために確保されているみたいで、
個人旅行の客は奥の席になるみたいです。
夕食・朝食のどちらかでも川に面した席に座って食事がしたかったです。
料理は美味しかったですが、ちょっと憤慨です。

出発の前にホテルの裏を流れる川を見に行きました。釣り人が4〜5人川の中に入って竿を振っていました。

ホテルのエントランスです

釣り人が竿を振っています

ホテルをチェックアウトして、阿寒湖の南西の方角にあるオンネトー湖に行ってみます。

少し細い道ですが湖畔までくることができます


光がさせばもっときれいでしょう


駐車場の近くに鹿がいました。
阿寒湖まで戻ってきて、阿寒湖アイヌコタンに寄ります。コタンとは集落という意味だそうで、アイヌの伝統文化を守る人たちが民芸品などのお店を出しています。ちょうどアイヌシアターでアイヌ古式舞踏の公演をしていたので、見学できました。

民芸品のお店が立ち並んでいます

羽ばたいているフクロウの小さな木彫りの置物を買いました

阿寒湖アイヌシアター イコ


アイヌ古式舞踏を見学しました




アイヌコタンのすぐ近くにあるボッケ自然探勝路を歩いてみます。ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ場所」という意味だそうで、森の中を阿寒湖の方へ進んで行くと泥がたまった池があり、地下から泥が火山ガスと共にボコッ、ボコッと噴き出してきています。
もう少し歩くと阿寒湖畔です。やっと晴れてきて湖と周囲の山がきれいに見えます。

ボッケ自然探勝路です

ボッケ

ボコッ、ボコッ、と泥が噴き出しています

阿寒湖です

雄阿寒岳

阿寒湖からくねくねした山道をしばらく走り、弟子屈町のJR摩周駅の辺りまできて昼食です。「くまうし」というお店で豚丼と大きな椎茸の天ぷらを頂きました。

豚丼(ミックス)

大きな椎茸の天ぷら

今夜のお宿は屈斜路湖畔にある屈斜路プリンスホテルですが、ちょっと遠回りして硫黄山(アトサヌプリ)に行きます。
アトサヌプリとはアイヌの言葉で「裸の山」という意味だそうで、その名のとおり山肌には草木が生えておらず、あちこちから噴煙が立ち上り、近づいていくと硫黄の臭いが立ち込めています。噴気孔のかなりそばまでちかづけるので、結構ダイナミックな風景です。



あちこちで噴煙が上がっています




あちこちから蒸気が上がっています

きれいな硫黄の塊です

3時すぎに今夜のお宿、屈斜路プリンスホテルに到着。
早目にチェックインしたのは、このホテルから夕方4時にスタートする釧路川源流カヌーツアーに参加するためです。
ホテルからガイドさんの車で屈斜路湖のスタート地点まで移動し、ガイドさんの操作するカヌーに乗せてもらい、釧路川源流部の清流をゆっくりと下るツアーです。

屈斜路湖からスタートです

倒れかかった木の下をくぐり抜けて行きます

前を研修中のガイドさんが下っていきます



この辺りは湧き水が出ていてすごくきれいな水です

ガイドさんが倒木に当たらないようにカヌーを操作します


3キロほど下って終着点に着岸です
2時間ほどのカヌーツアーでしたが、ガイドさんが釧路川の事や周囲の自然のことについていろいろと説明してくれて、ゆっくりと自然を体感できる楽しいツアーでした。

ホテルに帰ってからは、ゆっくりお風呂に入って、夕食はバイキングでした。

屈斜路プリンスホテルの夕食バイキング

また、食べ過ぎです

トドメのデザートです





【6日目】

最終日です。
朝食の前に、ホテルのすぐ裏が屈斜路湖なので、少し散歩に出かけました。
屈斜路湖で目撃証言のある未確認生物クッシーと鷲か鷹かトンビかわからないが、頭上を飛ぶ大きな鳥に出会いました。

クッシーがいました


大きな鳥が頭上を飛んでいきました

屈斜路プリンスホテルの朝食バイキングです。



ホテルをチェックアウトし、空港とは少し方角が違いますが津別峠に寄ってみます。
津別峠展望台の駐車場のそばに鹿がいました。目が会いましたが、人馴れしているのか、一向に逃げようとしません。

駐車場で鹿発見

目が会いましたが逃げません

津別峠展望台から見た屈斜路湖です

みるみるうちに雲が広がってきました

津別峠からもう一度屈斜路湖まで戻り、今度は美幌峠を通って女満別空港に向かいます。

美幌峠みた屈斜路湖

レンタカーを返却して、空港で昼食です。スープカレーの専門店があったのでここにします。なかなか美味しかったです。

スープカレー専門店のインテリアです


スープカレー

ハンバーグと野菜が入ってます
13:40女満別発のエアドゥ078便で羽田に向かいました。このフライトは順調でしたが、羽田で乗継の便が機材故障で1時間ほど出発が遅れてしまいました。
でも、そのせいで機上から夕陽と富士山を見ることが出来ました。

1時間ほど遅れて出発です




夕陽が見えました

富士山が見えます
帰りはフライトの遅れでちょっと遅くなってしまいましたが、今回も無事に自宅に到着できました。

今回の旅は天候があまり良くなくて、ネイチャークルーズが欠航になったり、ヒグマの出没でフレペの滝へのハイキングが出来なかったりして、当初の予定とはかなり変わってしまいましたが、逆に、現地で申し込んだ「知床五湖の地上遊歩道ツアー」と「釧路川源流カヌーツアー」がすごく興味深くて楽しかったです。
鹿とキタキツネにも何回か遭遇できましたが、ヒグマに会えなかったのは、良かったような、ちょっと残念なような感じでした。

自然がいっぱいで食べ物が美味しい北海道、また、訪れたいものです!!






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